社員独立支援
1.でんがな社員独立制度
直営店で社員として勤務し、将来的にスキルと資金と気持ちの準備が整った時点で独立する制度です。独立の際にはさまざまなバックアップを受けることも可能です。
制度だけでなく、さまざまなサポートも
自分は元々、建築業だったんですが、実家がパン屋で、昔から漠然とお客様商売は好きでした。1998年にフォーシーズさんに入って、しばらく店長をやっていました。でんがなについていろいろ話を聞かせてもらうと、採算的にも良さそうだし、独立制度もできるということだったので、独立させてもらえないかという話をしたわけです。
フォーシーズさんはみんなすごく面倒見がいいんですよ。フランチャイズ費用の割引をしてくれるという制度的なメリットだけではなくて、独立費用を借りれるか不安だったんですが、当時の部長さんがすごくバックアップしてくれましたし、探していた浅草に物件が出たあと、予行演習として新橋店の立ち上げを経験させてもらったりと、いろんな面で助けてもらいました。独立するときの筆記試験は結構大変でしたけど、無事に社員独立第一号になることができました。
地元に馴染むことが大切です!
2010年10月に浅草店をオープンして、最初の数ヶ月は順調だったんですが、翌年に震災があって、そのあとはほんとにしんどかったですね。地元に馴染むことが大切だと思っていたので、近所のお店をすべて回りましたよ。「なんで浅草に大阪名物なの?」なんて言われたりもしましたけど、こっちが行けば向こうも来てくれます。来てくれれば、いい店だからと馴染みのお客さんを連れてきてくれるようにもなって、だんだん浅草に馴染んでいきました。2012年にスカイツリーができて観光客が増えたので、そのあたりからやっと落ち着いてきました。悪いこともあれば、いいこともありましたね。
次の目標としては、もう1軒でんがなを作りたいですね。でんがなは利益的にとてもバランスが取れているので、フランチャイズとしてはすごくいいと思います。
独立して店を出すなら、自分が馴染んでいる場所で物件を探した方がいいですよ。逆に言えば、そうじゃないところだったら地元に馴染まないとダメです。